膝の痛みの予防方法
「膝痛」予備軍は多い!
あまり知られていませんが、膝痛の予備軍は多いです。
膝痛になる3代要因は「バランス能力の低下」「筋力の低下」「運動器の疾患」と
いわれており、長い老後を元気にイキイキと過ごすためには…
病院では「とくに異常はなかった」と言われたけれど…本当は?
腰や膝に痛みがあると、誰しも不安になり病院へ行きますが、「特に問題あ
りません。様子をみましょう」といわれてがっかりすることはないでしょう
か?問題ないといっても、40~50代以上の人の場合、たいてい骨や関節に
変性が始まっていて、膝痛の予備軍になっていることが多いのです。
「要介護」「ねたきり」の原因のロコモ
要介護への道は40代の生活が大きく影響!
立って歩くことが困難になると移動能力が低下し、衣服の着脱やトイレなど、最低限の日常生活動作さえも自
立して行えなくなってしまい、ねたきりなどの要介護状態になってしまいます。
「介護される立場になるのはずっと遠い先のこと」と考えている人はとても多いはずです。
しかし、男女ともに40代後半から体力が低下することがわかっており、60代以降、「変形性腰椎症」「変形性膝関節症」の人も増えてきて、思うように動けない体になってしまう可能性があります。
将来「要介護」「ねたきりに」なるかならないかは40歳からの生活が大きく関わっています。
加齢とともに筋肉量はどんどん減少!
要介護への道は40代の生活が大きく影響!
加齢とともに筋肉量はどんどん減少!
加齢とともに骨の強度が低下し、筋肉量も減少していきますが、何もしないままだと衰えていく一方です。
筋肉が減少すると関節に負担がかかり、痛みがでてきます。加齢とともに骨量も低下していくので、骨折しやす
くなり、歩行困難から運動不足、さらに健康状態が悪化して介護が必要になってしまいます。
2000年から2010年の10年間で「要介護」認定者は約2倍に増えています。しかも「要介護」認定の約20%の人が「関節の病気」や「転倒による骨折」という、運動器の障害が原因なのです。
要介護の認定者数は増え続けている
このまま運動器の低下を意識しない生活を続けていくと、「生きているけど、歩くことができない」「寝たきり
になって10年」といった人が増えていき、40歳以上の5人に4人が将来は「要介護」になる可能性があると危惧
されています。
ロコモの予防には筋肉を増やすことが第一!
そして、骨、筋肉も総合的に強くしていきましょう!
40代から衰えが目立つのが「筋力の低下」です。
膝痛の3大要因は「バランス能力の低下(衰え)」
「筋力の低下(衰え)」「運動系の疾患(骨や関節
の病気)」です。
加齢によりそれぞれの機能は衰える傾向にあります
が、このうち特に40代から衰えが目立つのが「筋
力の低下」です。また、関節軟骨のすり減りによ
り、ひざに痛みが出たり曲げ伸ばしがしにくくなり
ます。
骨粗鬆症がロコモを加速させてしまう
高齢の女性に多い症状「骨粗鬆症」になると、骨が弱くなり骨折しやすくなります。ちょっと転んだだけで骨折
をしたり、気づかないうちに背骨がつぶれていることもあります。
このように思うように体が動かせなくなると、運動や外出がおっくうになります。体は使わないところが衰える
ので、体を動かさなくなる悪循環が膝痛を加速させてしまうのです。
膝の痛みと関節
膝痛対策として、ひざの痛みなどの関節痛を抑えることも考えられますが、関節や
椎間板の再生医療は未だ研究の段階です。
一方、自分の意志で鍛えることにより筋力はアップさせることができます。膝痛の
要因のうち2つの運動機能が低下しても、残りの1つである筋力をあげれば、「総合
力」として運動機能をあげることができるので、関節の負担を減らすことができ、
痛みを楽にしたり予防することができるのです。
膝痛の改善、予防方法をご紹介!
食事・サプリメント・スポーツ・病院
4つの方法のご紹介
食生活改善
食生活の改善でも、膝の痛みを予防することができます。しかし、鳥の皮・手羽などからの摂取は可能ですが、食事だけでは十分なヒアルロン酸を補うことは困難だと言われています。
スポーツ
スポーツをおこなうことでも、膝の痛みを予防することができます。ウォーキング、ラジオ体操、ストレッチなど、無理のない範囲で適度に続けられる運動が大切です。体重増加の予防にもつながります。
膝痛を予防するロコモトレーニング「ロコトレ」をご紹介!
サプリメント
サプリメントの摂取でも、膝の痛みを予防することができます。普段の食事から必要なすべての栄養素を補うのはとても大変です。不足しがちな成分は手軽なサプリメントを活用しましょう。
病院
変形性膝関節症の進行度は年齢や性別、筋力、生活様式などにより1人ひとり異なります。痛みや違和感を感じたらすぐに病院を受診しましょう。