膝の痛みとは?
ロコモティブシンドロームとは?
50歳をすぎると7割以上に可能性あり!
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ロコモティブシンドロームとは、“運動器症候群”とも呼ばれ、運動器(身体運動に関わる骨、関節、筋肉、神経などの総称)の働きが衰えることによる、要介護状態や要介護のリスクが高い状態です。「ロコモ」や「ロコモティブ症候群」などともいわれ、膝痛の原因とされています。近年、寝たきりや要介護の状態となる主な原因として、「脳血管疾患」「認知症」「高齢による衰弱」の次に多いのが「関節疾患」と「転倒・骨折」。この2つの症状は運動器の衰えが原因となっています。 患者は50歳以上で7割以上の可能性があり、もはや「国民病」ともいわれています。
もっとロコモティブシンドロームについて詳しく
ロコモティブシンドロームの症状って?
ロコモティブシンドロームとは、運動器官の障害によって日常生活で人や道具の助けが必要な状態、またはその一歩手前の状態をいいます。筋力が低下したり、関節に疾患を持っていたり、骨粗しょう症などで骨がもろくなっていたりすると運動機能が低下し、日常生活に支障が出てしまいます。
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ロコモティブシンドロームの概念
立って歩くことが困難になると移動能力が低下し、トイレに行けなくなる、衣服の着脱が困難になるなどの日常生活レベルを低下させます。日常生活レベルの低下は、「メタボリックシンドローム」や「認知症」を誘発する恐れもあり、寝たきり状態や介護が必要な状態になるリスクが高まります。
※「ロコモティブシンドローム診療ガイド2010」
日本整形外科学会編(文光堂).p4
ロコモティブシンドロームの予防・改善に重要なのが、下肢の筋力とバランス能力です。歩く習慣をつけることで、筋力低下や移動能力の低下を防ぐことができますし、歩いたりする以外でも、様々なスポーツを行うことは効果的とされています。