エバーライフ研究速報
卵黄ペプチド「iHA」の関節軟骨に対する効果が、FOOD STYLE21(2014年1月号)で紹介されました。
株式会社エバーライフと株式会社ファーマフーズは、ウサギ軟骨損傷モデルを用いた試験において、卵黄ペプチド「iHA」の経口投与が、損傷した軟骨の修復を促進することを確認しました。
さらに、株式会社エバーライフ、株式会社ファーマフーズ、松下記念病院が共同で実施した、iHAとiHA・鶏冠抽出物含有食品の経口摂取のヒト臨床試験では、主観的評価および医師による客観的評価の双方において、関節の痛み軽減効果が認められました。
作用機序解明のため、ヒトの血液中のCTX−Ⅱマーカー(軟骨に特異的に存在するⅡ型コラーゲンの分解マーカー)を確認したところ、iHA摂取により軟骨の分解度合が低下している事が認められました。これにより、iHAとiHA・鶏冠抽出物含有食品の経口摂取により、軟骨の分解が抑えられたと考えられます。
損傷した膝軟骨を修復。
22週齢のウサギ9羽に対し膝軟骨に2㎜径および4㎜径の損傷手術を施し、(1)iHA添加なし(2)iHA低用量(3)iHA高用量の3群に分け、1日1回3週間iHAの経口投与を実施。
iHAとiHA・鶏冠抽出物含有食品の摂取で関節痛改善、軟骨の分解を抑制。
膝関節痛を有する方48名に膝の痛みを評価するアンケートテストを実施したところ、iHAとiHA・鶏冠抽出物含有食品を24週間の摂取により関節の痛みが軽減することがわかりました。また、血液中のCTX-Ⅱマーカー(軟骨に特異的に存在するⅡ型コラーゲンの分解マーカー)を確認したところ、マーカーは減少し、軟骨の分解が抑制される事がわかりました。