２型コラーゲン 膝の痛み用語集

人体を構成する全たんぱく質の約1／3を占めるコラーゲンには、その構造の違いにより20種類以上のタイプ（型）があるといわれています。
その中の一つである２型コラーゲンは、軟骨に多く含まれており、軟骨に網目のように張りめぐらされ、軟骨構造の中心となって強度としなやかさの維持を担っています。軟骨エキスとして抽出される場合は、鶏の胸骨軟骨や豚の気管軟骨を原料とすることが多く、サプリメントなどにも広く用いられています。
関節軟骨を構成する要素の約70％は水分、そして残りの30％はおもに２型コラーゲンとヒアルロン酸、プロテオグリカンなどで占められています。
２型コラーゲンを多く摂取することで関節を強くしたり、関節炎の発症を抑制するする機能が期待されていますが、その有効性については、まだ十分な研究データが揃っていないのが現状です。

この２型コラーゲンは加齢と共に減少しますが、スポーツなどによる関節の使いすぎによっても減ってしまいます。

関節のほか、２型コラーゲンは、皮膚の７０％、骨の２５％にも含まれ、さらに血管や血液、眼球、腱、筋肉にも多く含まれています。２型コラーゲンは、美肌、美髪、健康な目、丈夫な骨や関節には不可欠な成分だといえます。